矯正歯科
お子様の矯正 小児矯正
「この歯並び大丈夫?」「いつから矯正って始めるの?」
など、お子さんの歯並びやかみ合わせが気になっているお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?矯正治療を始めるタイミングを逃すと、将来永久歯を抜歯しないと矯正治療ができなかったり、歯並びが悪いため歯を見せて笑えないなどのコンプレックスに繋がる場合があります。
そのため、当院では4歳〜6歳ごろの早めの時期に一度無料カウンセリングを受けていただき、問題点や原因を模索し、矯正治療の時期を検討することをお勧めします。
早期に診せていただくことで、歯並びを悪化させてしまっている悪い癖に気づくことができ、治療期間が短く、費用も抑えることができる場合があります。
また、子供の矯正は成長期を利用することができるので、あごの骨を広げたり上と下のあごのズレをなおすという根本的な治療を行うことができます。
矯正治療は大人になってからでも可能ですが、できるだけ子供の頃から始めておく方がおすすめです。
子供の矯正治療は2段階に分かれています。
1期治療(早期矯正治療):乳歯・混合歯列期
乳歯から永久歯に生え変わる時期に行う矯正治療です。
永久歯が生えてくるスペースの確保やあごの骨のバランスを整えます。
早期に治療を行った方が効果的な場合もありますので、開始時期や現状の歯のお悩みなどお気軽にご相談ください。
・治療期間1~5年
・通院回数12~60回
2期治療(本格矯正治療):永久歯列期
永久歯が生えそろった後、上下の歯1本1本をコントロールしてかみ合わせをつくります。
・治療期間1~3年
・通院回数12~36回
※料金については「各種料金」をご参照ください。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)とは、お口の周りの筋肉バランスを整えることで歯並びを改善する上下一体型の矯正装置です。歯並びだけでなく、かみ合わせやお口ぽかんの改善、口呼吸から鼻呼吸へ、舌のトレーニングによる正しい飲みこみや発音など口腔機能トレーニングを行うことができます。
メリット
- 柔らかい素材(装着感が良い)
- 取り外しが可能
- 装着は日中1時間と寝る時(外出先で紛失することはありません)
- 治療後の後戻りが少ない
デメリット
- 毎日決まった時間の装着をしないと改善できない
- 細かな歯の移動はできない
大人の矯正(成人矯正)
永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。矯正治療に年齢は関係なく、患者様のライフスタイルにあわせてさまざまな治療法をご提案いたします。
・治療期間2~3年
・通院回数24~36回
※料金については「各種料金」をご参照ください。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを用いて徐々に歯を動かしていく治療です。
メタルブラケット
歯の表面に金属製のブラケットを装着し、ワイヤーなどを用いて、歯並びを徐々に治していきます。
セラミックブラケット
歯の表面に白い色調のセラミック製のブラケットを装着し、ワイヤーなどを用いて、歯並びを徐々に治していきます。
メタルブラケットに比べ目立ちにくい装置です。
型取りのいらない光学式3Dスキャナー
アイテロエレメント
矯正治療をする際、従来は印象材という型取り用の粘土を口の中に入れて固まるまで耐えて外してという作業が必要でしたが、アイテロエレメントは口腔内を高速で連続撮影することで、歯型をとることが可能です。
さらに、治療前から治療後の歯並びのシミュレーションを見ることができます。(歯並びによってはできない場合もあります。)
「おえっ」としやすい方も安心して歯型をとることができるため、負担が軽減されます。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
①矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
②歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
③矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため歯が磨きにくく、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。ハミガキを適切に行い、歯科医にて定期的にメンテナンスを受けることが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関症状が生じることがあります。
⑩治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形の修正や噛み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微少な亀裂が入る可能性や、被せもの(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の噛み合わせにあった状態の被せもの(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや噛み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯あごの成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずの影響で歯並びや噛み合わせに変化が生じる可能異性があります。
⑱矯正歯科塗料は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。